こちらの試合の主催者は体育館を丸一日借りて、朝から晩まで個人フットサルを開催しているらしく、そんな中にMARはチームとしてお邪魔させてもらう形となった。相手はおそらくバラバラの個人と思われるが、そこは個サルに集まるような人々ということで、みな相応の技術をもっており、特に最近遭遇しがちな「すげーうまい女子」に次々とゴールを許すなど、かなり苦戦を強いられた。初参加となった元野球少年の松D氏も奮闘したが、用事があって途中離脱。その穴埋めに父のしつこい電話によって急遽呼び出された夏期講習明けのカズマがMARにとっては救世主となった。
試合後は京浜東北線の上中里駅へ。馴染みのない駅ではあるが良さそうな居酒屋があったので入店する。まだ早い時間にもかかわらず、店内は多数のおじさんでえらく賑わっている。しばらくするとおじさん軍団のうち一人が店内のテーブルを訪ねては、「少しうるさくなるが歌を歌ってもいいか」と聞いて回り出した。おそらくこの集団は同窓会で、みんなで母校の校歌でも歌うのかなーと思っていると、一同すっくと立ち上がり、まさかの本格的な合唱曲をアカペラで歌い出すではないか。これには店内の他の客もびっくりで、歌が終わると店内は大きな拍手に包まれた。結局なんの集団だったかは不明なままだったが、なかなか楽しいサプライズとなった。